Special Dialogue / スペシャル対談

  • 臼井 弥生
  • 藤田 健太郎

いま見つめるべき、組織の力。
COALESCENCEが指し示す
持続的成長と未来

変化する時代において企業の持続的な成長発展を
支援するべく組織力調査システム・
COALESCENCE(コアレッセンス)の構築を進めてきた両社。
各社の代表取締役である臼井弥生氏と藤田健太郎氏の対談からCOALESCENCEが
企業にもたらす変化と活用価値を
開発背景と込められた想いとともに紐解いていく。

「評価」のための調査から、
経営判断に直結する
「組織力可視化」の時代へ

1988年の設立以来、組織調査データを基に組織づくりや人材育成を支援してきたアイ・コミュニケーションズ社。一方、企業が有する資産の分析・可視化を基に事業開発を行なってきたBUSINESS-ALLIANCE社。ともに「リソースの可視化」を通じて企業の成長に貢献してきた両社代表は、ビジネスの在り方が加速度的に変化する“共創の時代”の重要なキーワードとして「数値を基にした共通の指針」を挙げる。

藤田社長
今までの時代は、調査票そのものに価値が置かれていましたが、この共創の時代では組織が「共通の物差し」を持って目標に向かうことが実践力の向上につながると考えています。算出された数値を幹部層に溜めてしまうのではなく、システムを介してメンバー層にも落とし込み、組織運営の共通指標として活用していくこと。そこで必要になってくるのが、「組織力の可視化」です。
臼井社長
私自身、共通の物差しを持ち、共通の数字を基に課題形成をすることで組織力が向上するケースを多く目にしてきました。ここで大切なのは、「定点観測」を続けること。会社を人間に置き換えるならば、現状の可視化=人間ドックのようなものです。「今回よい結果が出たから大丈夫」ではなく、過去と現在の数値を照らし合わせて具体的に何を変えていくのか。情報を出すことが目的ではなく、活用してこそ意味がある。企業経営には欠かせない視点だと感じています。

COALESCENCEでは、持続的な成長に必要な要素を「3つの力」に集約。ビジョンの浸透力、日常のPCDAをまわす展開力、そして取り巻く環境の変化に対する変革力。それらのバランスを定点観測し、組織力の向上と企業価値の向上につなげていく。そして、COALESCENCEを活用する真の意義、それはすべての基礎でもある「組織を正しく理解すること」だ。

藤田社長
“自己分析出来ている”という会社様は多くいらっしゃいます。しかし、内部的な視点での理解が真の理解であるとは限りません。実際に、私たちの分析による数値や結果を見て「思っていたとおりだ」と認識していらっしゃるお客さまと私たちの目線が一致していない場合もあります。そうしたなかで、これまで「先にこの情報をお渡しすることが出来ていれば」ともどかしさを感じることも多く、改めて組織が持つ力を可視化することの重要性を感じてきました。
臼井社長
現実の組織は、人々のスキルや考え方、あるいは企業文化などが複雑に織り成しながら存在しています。そして、経営者や人によって見方が変わるものです。そのうえで、「現在の業績を維持できているのはなぜなのか? 3年後にはどうなるのか?」 という会社の成長を可視化して知る必要があります。組織には、組織の力がある。その力を正しく捉えて活用することが永続的な発展につながるということをCOALESCENCEを通じて多くのお客さまに知ってもらえたらと思っています。

想いに寄り添い
向かうべき方向を指し示す、
COALESCENCEを選ぶ理由

2019年9月よりスタートしたCOALESCENCE構築プロジェクト。BUSINESS-ALLIANCE社取締役CTO 湊規生氏製作よる独自の調査システムをベースに、アイ・コミュニケーションズが培ってきた組織調査のノウハウをツール化。その根底には、単純なSWOT分析とは異なる「企業の個性や想いを理解し、永続的発展に貢献していく」という精神が宿っている。

臼井社長
真の意味で企業の永続的成長に貢献するためには、企業の個性や想いまで理解したうえで「なぜ今この状態にあるのか」を分析する必要があると考えています。私たちはこれまで「会社の成長可能性を探すこと」を前提に、活気ある組織づくりを支援してまいりました。他社との比較が目的ではなく、あくまでその会社の在り方やスタイルをふまえて、成長をサポートしていく。そうした観点やお客さまへのアプローチがBUSINESS-ALLIANCE社と一致したことを機にCOALESCENCEの構想がスタートしました。これまで我々のやってきたことを新しいコンセプトに置き換え、エグゼクティブやマネジメントの意思決定がしやすいかたちに変換出来たという点でも、よいシナジーが生まれたと感じています。
藤田社長
我々の共通事項は、「永続的な成長をどう促していくか」。企業の根幹には創業者の課題や思想があり、そこからビジネスモデルが生まれるケースも多くあります。そういった背景を理解し、成長をサポートするためのツールとして私たちの「時系列データ管理/評価システム」とアイコミュニケーションズ社にある組織分析ノウハウを結集し、COALESCENCEを構築しました。これまで属人的に行ってきた調査をシステムに置き換えるという点では非常に大きなチャレンジでしたが、さまざまなお客さまへ向けて実施するなかで、会社それぞれが向かうべき方向を指し示すツールとして活用していただけると確信しています。

他社との比較ではなく、組織そのものの力を正しく理解し、活用していくこと。
加速する時代の変化のなかで前進を止めない企業にとって
COALESCENCEは組織の向かうべき方向を指し示し、
ともに未来を切り開く存在になるだろう。

  • 臼井 弥生
    株式会社アイ・コミュニケーションズ
    代表取締役社長
    鉄鋼専門商社人事・総務部を経て、OD部(組織開発部)の推進リーダーとして自社の組織変革を推進した経験をもとに、創業メンバーとして、1988年のアイ・コミュニケーションズ設立に携わる。1999年代表取締役就任。
    経営ビジョン及び中長期経営戦略の策定~組織展開及び、ステークホルダー全般に向けたコミュニケーション戦略・ブランド戦略をキーにした組織変革の企画・展開、人財開発コンサルティングに幅広く携わる。
  • 藤田 健太郎
    BUSINESS-ALLIANCE株式会社
    代表取締役
    兵庫県出身。国士舘大学卒業。大学3年時の2012年1月にヘッドハンティング事業を行う(株)BNGパートナーズにインターン生として入社。
    入社後は営業を経験後、企業・求職者を引き合わせて紹介をする事業を主に担当し、わずか1年でマネージャーにまで昇進する。2014年執行役員に就任、2015年取締役に就任し、日本有数の東証一部上場企業の新規事業立ち上げ支援をはじめ、資金調達支援やM&A支援を実施。
    2016年代表取締役に就任。2019年6月にはビジネスアライアンス株式会社を起業し、代表取締役に就任。

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